41 【アーカイブ13】(京都教育科学研究会第362回例会報告 2024.11.16) 新潟大生と岸本清明氏の総合学習実践「東条川学習」を学ぶ(2年目の実践)―2024年度前期「教育課程及び総合的な学習の時間の指導法A」第6~11回授業(5/20, 5/27,6/3,6/10,6/17,6/24)の総括―
去る11/6に向日市の乙訓教育会館で開催された京都教育科学研究会月例研究会で、表題のような実践報告を行ないました。報告文中にもありますように、私の授業実践にご協力いただいた岸本清明先生(元兵庫県小学校教諭 兵庫県加東市在住)も、わざわざ共同報告のためにいかけつけて下さいました。会場の参加者は6名、zoomによるリモート参加は2名でそのうちお一人は私の新潟大学授業の窓口になっていただいていた岡野勉新潟大学教育学部教授です。私の新潟大学非常勤授業は今年度で終了であり、区切りの意味で今回の報告も計画しましたので、岡野先生もお誘いしたところ快くリモート参加して下さいました。 報告の構成は以下の通りです。 Ⅰ.二年目(で、最後)の岸本実践学習 Ⅱ.2023年度新潟大授業とそこで残した課題 Ⅲ.教師として《子どもの興味・関心》をどう捉え、どう関わるのか? Ⅳ.2023年度授業以降2024年度授業開始までの模索 (1)膨大な教育実践のどの部分を切り取って学習させるのか? (2)<教育課程論+「総合的な学習の時間」論>という複合的授業の中で岸本実践(総合学習の実践)の何をどこまで扱うか? (3)「総合的な学習の時間」に関わって受講生に議論してもらうテーマの再検討 Ⅴ.2024年度新潟大授業(「総合的な学習の時間」関係部分)の構成 Ⅵ.総合学習の理論と歴史/受講生自身の「総合的な学習の時間」体験/岸本清明実践の読み方/「総合的な学習の時間」の指導論に関する討論課題の設定について 【第一次討論】「総合的な学習の時間」の学習経験を交流する 【第二次討論】「総合的な学習の時間」における子どもたちの《活動の自由》、教師の《指導の自由》をどう捉えるか? 【第三次討論】日本の教育実践史における「総合学習」の先駆的な実践の歴史、「総合学習」の概念規定、「総合的な学習の時間」の学習テーマ設定について、新たにわかったこと、よく わからないことなど、考えたこと。 【第四次討論】「東条川学習」について意見・感想を出し合う 【第五次討論】新人教師が「総合的な学習の時間」に取り組むためのヒント/手がかりは何だろうか?(グループ討論と全体交流) ◎考察1 ◎考察2 Ⅶ.新潟大受講生たちが授業での学習を踏まえて思い描いた総合学習/総合的な学習 Ⅷ.岸本清明先生のご講義の