43 教育学文献学習ノート(35)児美川孝一郎『新自由主義教育の40年―「生き方コントロール」の未来形』(2024)の学びを深める
(Kindle版で入手 2024.8.8刊行 2024.11.2-12.13通読 2024.12.15「読書ノート」作成 2024.12.17「教育学文献学習ノート」として続編作成) 2日前の2024.12.15に本ブログへの投稿として以下の文章を発表しました。 42 読書ノート 児美川孝一郎『新自由主義の40年 「生き方コントロール」の未来形』(青土社) https://gamlastan2021.blogspot.com/2024/12/4240.html 上記リンクからお読みいただけるものなのでその内容の詳細を繰り返すことはしませんが、ごくごく簡単に言うと、9年前の2015年に自分で児美川氏との交流のきっかけをつくりながらそれを継続できなかったことへの反省を述べた上で、児美川孝一郎氏の新著について、児美川氏のアンソロジーの「編み方」が自分にとって大変興味深く魅力的であったということと、自分自身が「生きる力」論批判研究を続けてきた立場から、児美川氏の著書の副題にある「生き方コントロール」、3章にある「生き方教育」批判において、1996・2003・2008・2016中教審答申の「生きる力」論はどう位置付くのだろうかという問いかけ、たったこの二点を述べたにとどまりました。 このように本書における児美川氏の研究内容の重要部分、核心部分にほとんど言及しないまま、自分の興味に従って書いた断片的なコメントであったにも関わらず (「そう思うならその時点で公表せずに、さらに練り上げてから公表すべきだった」と読者諸氏からご批判を受けそうですが^^;) 、児美川氏からは私がこのブログ投稿について紹介しリンクを張ったfacebookの私のタイムラインへのリプライとして、きわめて迅速に以下のコメントをいただきました。 これに対して私もすぐに以下のような返信コメントを書きました。 上記の私の児美川氏に対する(言い訳を含んだ^^;)お礼コメントで書いたことを、この「文献学習ノート」で果たしたいと思います。 自分の中では、ある本について読んだことの報告と軽めの (この言い方は読んだ本の著者に対して失礼ですが) コメントを出す場合に「読書ノート」というタイトルを付け、自分の教育学研究にとって深い関係を持つものとして深めたいと考えた場合に「教育学...