2 私の著書・論文リスト
取り敢えずまだ当分「私設教育課程論研究室」ホームページは立ち上げられそうにないので、当面このブログを研究資料保管庫・アーカイブ的にも使っていこうと思います。
大学教員時代の教員公募応募書類とか昇任申請、その他の添付書類では著書・論文・学会発表等の研究業績資料を、ただ単に編年的に並べて作成していました。昨(2020)年12月の京都教育科学研究会での報告「拙著『「生きる力」論批判』を語る -研究生活40数年と出版後約2年の視点から-」(これ自体も後日「研究会報告アーカイブ」の第1弾としてこのブログにアップ予定) の冒頭で、「私は何を研究してきたのか -卒論以来の43年間を振り返って-」と題して、学部卒業論文(1977)以来43年間の研究生活で著書(共著・単著)・論文(及び学会報告時配付資料の一部)として公表した研究成果を、ジャンル別編年式に記述したものを掲載しました。ブログ投稿【1】の自己紹介の続きとして、ここに転記します。(三重大学機関学術リポジトリ研究成果コレクションを通じてweb上でアクセスしていただけるものにはリンクを張りました。)
教育課程論
特別分科会・新学習指導要領と教育科学 新学習指導要領をのりこえる教育実践の展望 (教育科学研究会編集『教育』No.515 1989.11.15)
小学校低学年教育課程の構成原理 (『教育方法学の再構築』第5章 あゆみ出版 1995.3)
6~8歳児の発達特性に対応する教育課程編成原理に関する覚え書き (拙編 平成7年度科学研究費補助金(総合研(A))研究成果報告書『「生活科」における合科的教材の開発とその指導力量形成に関する研究』 1996.3)
現代の日本人の「生きる課題」と学校カリキュラム(試案第1版の1) (三重大学教育学部研究紀要(教育科学)第48巻 1997.3.28)
現代の日本人の「生きる課題」と学校カリキュラム(試案第2版の1) (三重大学教育学部研究紀要(教育科学)第51巻 2000.3.31)
現代の日本人の「生きる課題」と学校カリキュラム(試案第2版の2) (三重大学教育学部研究紀要(教育科学)第48巻 2001.3.31)
<図書紹介>G.ウィギンズ/J.マクタイ著西岡加名恵訳『理解をもたらすカリキュラム設計-「逆向き設計」の理論と方法』 (『教育方法学研究』第38巻 2013.3)
教員養成大学・学部における教育学・心理学系教育組織とカリキュラムの比較研究 (『大学教育研究:三重大学授業研究交流誌』第21号2013.6.1)
教授内容の選択・編成・決定・学習指導における教師の権限に関する試論 (『京都橘大学研究紀要』第46号 2020.2.15)
社会科
社会科教育における児童の認識形成過程についての検討 (卒業論文 1977.1)
社会科教育における子どもの認識形成の指導の系統性について-教育科学研究会における社会科研究を手がかりに- (『関西教育学会紀要』 第2号 1978.10.29)
現代アメリカの社会科教育内容編成における「構造」概念の検討 (修士論文 1979.1)
分科会7社会認識と教育 子どもの社会認識の現状と発達のすじ道の解明にむけて-研究方法論の仮説的提起を- (教育科学研究会編集『教育』N0.378 国土社 1979.11.15)
60年代アメリカ社会科と日本の社会科 (歓喜隆司編『社会科教育の理論と展開』第9章第2節 第一法規 1980.4)
分科会7社会認識と教育 地域と子どもの現実に根ざし科学的認識の形成をめざして(教育科学研究会編集『教育』N0.391国土社 1980.11.10)
市民的資質の形成における科学の役割-1950年代のアメリカにおける社会科教育目標論の考察-(『京都大学教育学部紀要』第28号1982.3.31)
アメリカ社会科における教育目標としての「市民的資質」の検討(その1)-カリキュラム改革運動期(1950年代後半~1960年代)を中心に- (日本社会科教育学会編集『社会科教育研究』 NO.50 1983.12)
社会科教授方法論の認識論的検討(1)-1960年代アメリカにおける「概念教授」理論について-(神戸大学大学院文化学研究科『文化学年報』 第3号1984.2.28)
「ベトナム戦争」をどう教えているか-アメリカにおける社会科教科書批判- (教育科学研究会編集 『教育』 No.444 1984.10.1)
子どもの社会認識を育てる授業づくりのために(部落問題研究所・同和教育における授業と教材研究協議会共同編集『どの子も伸びる』 第108号 部落問題研究研 1986.4.1)
教科教育と道徳教育-社会科の場合 (稲葉宏雄編著『基礎からの道徳教育』第14章 福村出版 1986.6.1)
<輸入版・最新世界教科書シリーズ>アメリカの社会科教科書・解説書 (ほるぷ 1987.4.1)
アメリカ合衆国の社会科教育の現状 (歴史教育者協議会編『社会科の課題と授業づくり』第4部第1章 あゆみ出版 1987.8.5)
社会科学の教育的価値-1950年代のアメリカ合衆国における社会科教育論に関する一考察-(『宮城教育大学紀要』 第22巻第1分冊1988.3.18)
社会科授業実践分析における「モデル化」の実践的意味-藤岡信勝論文「歴史授業の三つのモデル-久津見、山本、有田実践の比較分析-」の検討- (教育科学研究会編集『教育』No.499 国土社 1988.9.1)
小学校五年社会科「工業学習」の共同研究 (佐藤幸也・杉浦英樹と共著 教育科学研究会編集『教育』 No.511 国土社 1989.8.1)
小学校5年工業学習における労働認識についての一考察-自動車工場の組立ラインにおける「サイクルタイム」の認識をめぐって- (三重大学教育学部研究紀要(教育科学)第42巻 1991.3.30)
授業づくりの発想転換 (臼井嘉一・木全清博・佐藤年明他『新しい中等社会科への誘い』 地歴社 1992.4.30)
アメリカ合衆国/子どもの権利条約・子どもと湾岸戦争 (『日本社会科教育学会1992(平成4)年度研究年報』 1993.12.1)
小学国語読本における「社会科的」教材の分析(2) (日本社会科教育学会第47回大会 1997.9.28)
文学の授業研究
文学の授業における児童の認識過程に関する一考察 (神戸大学大学院文化学研究科『文化学年報』 第5号 1986.3)
『はぐるま教材の研究と授業 高学年』 (「井戸」の教材解釈を担当 部落問題研究所 1985.8.1)
生活科
学校ぐるみで「生活科」カリキュラムを自主的創造的につくりあげるために-長岡京市長法寺小学校の研究から学ぶ (部落問題研究所・同和教育における授業と教材研究協議会共同編集『どの子も伸びる』第165号
「生活科」実践記録の検討(1)-「公園」単元 (1学年)- (三重大学教育実践研究指導センター紀要第12号 1992.3)
「生活科」実践記録の検討(2)-「まつり」単元(2学年)- (三重大学教育実践研究指導センター紀要第13号 1993.3.1)
「生活科」における合科的教材の開発とその指導力量に関する研究 (佐藤年明編 1995年度科研費総合研究(A)報告書 1996.3)
総合学習/「総合的な学習の時間」
「総合的学習」の「総合」概念 (日本教育方法学会第35回大会 1999.9.30)
伊那小学校の総合学習・総合活動に関する研究(その1)-学習過程の開始期における子どもの興味・関心の発現と教師の関与を中心に- (日本教育方法学会第36回大会 2000.10.1)
誌上ストップモーション106 伊藤幸洋氏の授業「クイズで知るモンゴル」(小2、総合的学習)えっ!?トナカイが人間の○○○○を? (『授業づくりネットワーク』 No.189 学事出版 2001.4.1)
伊那小学校における総合学習実践の分析(2)-大型動物飼育の実践と“地域”をテーマとする実践-(日本社会科教育学会第51回大会 2001.9.23)
伊那小学校の総合学習・総合活動に関する研究(その2)-学習過程の開始期における子どもの興味・関心の発現と教師の関与を中心に(2)- (日本教育方法学会第37回大会 2001.9.29)
総合学習見てある記 (佐藤正寿編集長・佐藤年明他編集 メールマガジン『授業づくりネットワーク総合的学習21』に2001.2-2002.12 全12回連載)
総合的な学習「PEACEステーション」:国際理解学習の一事例として (伊藤幸洋と共著 三重大学教育実践研究指導センター紀要第24号 2004.3.1)
性の学び (*性教育=性を教育するという言葉を使いたくない)
小野礼子氏の授業「大切な命」(小5・学級活動<性教育>) (小野礼子と共著 『授業づくりネットワーク』No.84 学事出版 1994.8.1)
性教育における教授内容とprivacyの関係 (三重大学教育実践研究指導センター紀要第17号 1997.3.31)
スウェ-デン王国・デンマーク王国の性情報および性教育事情覚書(その1)-1997年9月6日から18日までの私費渡航の報告- (三重大学教育学部紀要(教育科学)第49巻 1998.3.31)
スウェーデン王国・デンマーク王国の性情報および性教育事情覚書(その2)-2つの性教育研究機関におけるインタビューの報告- (三重大学教育実践研究指導センター紀要第18号 1998.3.31)
スウェ-デン王国・デンマーク王国の性情報および性教育事情覚書(その3) : スウェ-デン王国の性教育略史 (三重大学教育学部紀要(教育科学)第50巻 1999.3.1)
スウェーデン王国・デンマーク王国の性情報および性教育事情覚書(その4) : スウェーデン王国の性教育史に関する邦文研究情報集成 (三重大学教育実践研究指導センター紀要第19号 1999.1.1)
スウェーデン王国・デンマーク王国の性情報および性教育事情覚書(その5) : デンマークの性教育絵本の紹介(前編) (三重大学教育実践研究指導センター紀要第20号 2000.3.1)
スウェーデン王国の性教育専門家へのインタビューの記録と分析 (三重大学教育学部紀要(教育科学)第55巻 2004.3.31)
スウェーデン王国における性教育の歴史と現在の課題 (科研費研究報告書 2005.3)
性教育における教授内容とprivacyの関係 (三重大学教育実践研究指導センター紀要第17号 2007.3)
思春期の性教育における男女別学習と男女合同学習の意味-日本とスウェーデンの実践事例にもとづいて- (三重大学教育学部研究紀要(教育科学)第57巻 2006.3)
小学校性教育における「生命誕生過程」の授業実践の自己分析 (三重大学教育学部紀要(教育科学)第59巻 2008.3.31)
三重大学教育学部附属小学校での 2 つの実験授業における指導効果の比較検討 (三重大学教育実践研究指導センター紀要第29号2009.3.1)
Records and analyses of ‘sex och samlevnad’ (sexuality and personal relationship) lessons in the seventh and ninth grade at Dalarö skola in Sweden (三重大学教育学部紀要(教育科学)第60巻 2009.3.31)
「生命誕生の授業」における児童の認識 : 三重大学教育学部附属小学校2008年度3年A組、5年C組の「赤ちゃんの旅」文集の分析 (杉村伸一・藪中俊典と共著 三重大学教育実践研究指導センター紀要第30号 2010.3.1)
スウェーデンの基礎学校および高等学校における sex och samlevnad (性と人間関係) 授業実践事例の検討 (三重大学教育学部紀要(教育科学)第61巻 2010.3.31)
<書評>広瀬裕子著『イギリス性教育政策史 自由化の影と国家「介入」』 (教育學研究第77巻第2号 2010.6.1)
共生社会における性教育の現代的意義―スウェーデンの先進的事例に学ぶ― (科研費研究報告書 2010.3)
スウェーデンにおけるsex och samlevnad(性と人間関係)の授業から何を学ぶか (三重大学教育学部研究紀要(教育科学) 第62巻2011.3.31)
性教育において「快楽としての性行動」を取り上げることの意義と課題 (三重大学教育学部紀要(教育科学)第69巻 2018.1.4)
性教育におけるコミュニケーションのルールとモラルに関する国際比較研究 (科研費研究報告書 2018.3)
大学教育実践の自己分析
追究課題を一点に絞った「社会科教材研究法」の試み-「スパイクタイヤ問題」をとりあげて-(宮城教育大学紀要 第23巻第2分冊1989.3.20)
大学教師の授業づくり スパイクタイヤを追って-「一点突破方式」の社会科教材研究法(『授業づくりネットワーク』No.8 学事出版1989.5.1)
学習者の批判から何を学ぶか (『授業づくりネットワーク』No.18 学事出版 19901.1)
多人数の授業における討論の試み-大学教育実践研究(1)- (三重大学教育学部研究紀要(教育科学) 第43巻 1992.3.30)
大学における平和教育実践-教師の試行錯誤の評価を学生諸君に問う (佐藤他『平和を学ぶ』汐文社 1992.5)
「教育方法の授業」の二つのねらいと一つのジレンマ (『授業づくりネットワーク』No.60 学事出版 1992.11.1)
平和弁論大会-一般教育総合科目活性化の試み- (『大学と教育』Vol.6 東海高等教育研究所 1992.11.1)
授業における討論の課題設定について(その1)-大学教育実践研究(2)- (三重大学教育学部研究紀要(教育科学) 第44巻 1993.3)
「参加」と「批判」の体験を通じて学生自身の学習指導観の形成を促す (日本教育方法学会編『いま、授業成立の原則を問う』明治図書 1993.10)
授業における討論の課題設定について(その2)-大学教育実践研究(3)- (三重大学教育学部研究紀要(教育科学) 第45巻 1994.3)
授業における討論の課題設定について(その3)-大学教育実践研究(4)- (三重大学教育実践研究指導センター紀要第14号 1994.3)
授業における討論の課題設定について(その4)-大学教育実践研究(5)- (三重大学教育学部研究紀要(教育科学) 第46巻 1995.3)
「ディベート嫌い」はなくせるか? (『授業づくりネットワーク』No.119 学事出版 1997.1.1)
三重大学30年 (蔵満逸司主宰「小学校教師用ニュースマガジン」に 2018.4.28-2019.4 全10回連載)
俗称「ゆとり教育」批判
「ゆとり教育」言説批判 (日本教育学会第69回大会一般研究発表 2010.8.22)
いわゆる「ゆとり教育」に対する学生の認識の検討 (三重大学教育学部紀要(教育科学)63巻 2012.3)
学生の「ゆとり教育トラウマ」とどう切り結ぶか?-2011年度後期「教育課程論Ⅱ」における試み-(三重大学教育学部紀要(教育科学)64巻 2012.6)
「生きる力」論批判
生きていくことと「学力」 (名張市立つつじが丘小学校校内研究における問題提起 2003.2.19)
「生きる力」論批判ノート(その1) (三重大学教育学部研究紀要(教育科学) 第64巻 2013.3)
「生きる力」論批判ノート(その1) (三重大学教育学部研究紀要(教育科学) 第64巻 2013.3)
「生きる力」論批判ノート(その2) (三重大学教育学部研究紀要(教育科学) 第65巻 2014.3)
「生きる力」論批判ノート(その3) (三重大学教育学部研究紀要(教育科学) 第66巻 2015.3)
「生きる力」論批判ノート(その4) (三重大学教育学部研究紀要(教育科学) 第67巻 2016.3)
「生きる力」論批判ノート(その5) (三重大学教育学部研究紀要(教育科学) 第68巻 2017.3)
『「生きる力」論批判』 (三重大学出版会 2019.1)
生と死の教育
教育学教育で「死」をとりあげる (蔵満逸司主宰「『いのちの学習』メールマガジン」に2001.5.2-12.10 全8回連載
阪神・淡路大震災と学校カリキュラムの課題 (故・杉山明男と共同 日本教育方法学会第33回大会 1997.10.5)
阪神・淡路大震災と学校カリキュラムの課題(2) (日本教育方法学会第34回大会 1998.10.4)
教育学部「教育課程論Ⅰ」「教育課程論Ⅱ」において東日本大震災を学ぶ -「非当事者性」とどう向き合うか- (『三重大学高等教育研究』第23号 2017.3)
生と死の教育の可能性-教師をめざす学生と考えたこと- (みえ生と死を考える市民の会ミニ講演会 2018.10.28)
学校教育カリキュラム及び教員養成カリキュラムにおける「生と死」の位置付けをめぐって(三重大学教育学部研究紀要(教育科学)第70巻2019.1.4)
生と性と死の教育課程創造をめざして (三重大学教育学部における最終講義 2019.1.30)
その他
学力の基礎-本書の実践が提起する課題について- (杉山明男編著『読み・書き・計算-学力の基礎-』 青木書店 1984.6.1)
分数の学力実態に関する一考察 (中村純司と共著 三重大学教育学部研究紀要(教育科学)第42巻 1991.3.30)
草の根の教育サークルと教科研への期待(三重) (教育科学研究会編集『教育』No.589 国土社 1995.7.1)
肯定的な学習体験を持てる算数少人数教育 (伊藤幸洋と共著 三重大学教育実践研究指導センター紀要第25号 2005.3.1)
メタ認知能力を育てるメディア・リテラシー教育 (伊藤幸洋と共著 三重大学教育実践研究指導センター紀要第21号 2008.3.1)
「学びに向かう力」を育てるペア学習 ― 1年国語の授業を通して―(伊藤幸洋と共著 三重大学教育実践研究指導センター紀要第34号2014.3)
On Three Kiwi Schools : A Report on My First Visit to Schools in Auckland, NEW ZEALAND (三重大学教育実践研究指導センター紀要第33号 2013.3.31)
コメント
コメントを投稿