81 【アーカイブ24】2026.8.17 京都女子大学前期「教育課程論」の最終レポート通読・コメント・成績通知を終えて

昨日Facebookに投稿したばかりの内容ですが、この後予定している新規投稿とも関連するのでアップロードすることにしました。


 8月2日から取りかかっていた京都女子大学前期「教育課程論」の最終レポート通読・コメント・採点と受講生36名への成績通知。途中教科研大会とお盆を挟んで延べ9日かけ、先ほど終了しました。

 計ってないけど、1人に1時間近くはかけてたと思う。
 どこかで「採点の祭典」なんて言葉を聞いたことあるけど、とんでもない! 苦行の連続でした。しかしそれは自分で自分に課したことなので《自業自得》です。
 どんな最終レポートか。
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第Ⅰ部:ポートフォリオ(学習過程の記録)
①「フォーラム」に提出した各回の小レポートをコピ-してWordファイルに貼り付ける。その際、投稿日時もコピーする。(以下、中略)
第Ⅱ部:学習の全体総括
(1)第1回授業の資料02-2(1998教育課程審議会答申)において「教師は教育の専門家として、自らの専門分野の指導力の向上に積極的に努めるとともに、教育課程編成全体にわたる視野をもつことを求めたい」と提言されていることを紹介しました。そこで、15回にわたる教育課程論の学習を振り返って、あなたが(現時点で教職をめざしていない人も教師になることを仮に想定してみて)「教育課程編成全体にわたる視野をもつ」ことができるように今後努力していくときに役立つと思われる本授業の学習事項(一つでも複数でもよい)をあげて、学んだ内容の概略を紹介しながら、そのことがどのように「教育課程編成全体にわたる視野」に繋がると考えるかを考察しましょう。(なお、差し支えなければ、(1)の回答の冒頭に、現時点で教員採用試験を受験しようと考えているかどうか、考えている場合には校種・教科などを記載して下さい。これは本来授業開始時点で自己紹介カードの記述を通じて把握しておきたかった情報ですが、自己紹介カードの提出数が少なかったためです。なお、教職志望であるかどうかによって採点を変化させることはありません。念のため。)
(2)第Ⅰ部から第Ⅳ部までで顕在的カリキュラム(=「表」の教育課程)について学んだことと、第Ⅴ部で「隠れたカリキュラム」(=「裏」教育課程)について交流し学んだことを突き合わせてみて、学校における教師の行動・ふるまいについてあなたが思うこと(註・必ずしも《こうあるべきだ》ということでなくてもよい)を自由に書きましょう。
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 ポートフォリオ(各回の小レポート・討論記録その他の学習記録集成)は三重大の「教育課程論」の時代から導入してましたが、当初はそれを第Ⅰ部に記載させた上でさらに第Ⅱ部でシラバスの各項目に沿って学習の総括を書かせていました。また当時の受講生は80~100人。そうなると最終レポート読みは第Ⅰ部は(各回授業で小レポートを読みコメントもしているので)ざっと飛ばして末尾のポートフォリオ作成全体の振り返り記述だけ読み、第Ⅱ部を精読していました。このやり方でうまくいけば1時間に3人分くらいは読んで採点していたので、例えば80人くらい提出者がいても延べ30時間弱でクリアできました。
 今回は36人で、たぶんかつての80人オーダーの時代より時間をかけて読みました。
 それは最終レポート課題の出し方を変えたから。第Ⅱ部でシラバス項目を網羅して細かく学習総括を書かせることをやめ、上述のような2項目に絞りました。一方で第Ⅰ部の毎回のレポートは(すでに毎回授業後に読んでコメントもしているわけですが)もう一度きちんと読みました。
 ポートフォリオを導入してから、第Ⅰ部の全体振り返りで多くの受講生が《回を追ってレポートを読み直すことで自分の考え方の変化、深化がよくわかった》と書きます。僕は「そうでしょ?」と思いながらも自分が受講生の小レポートを読み直す作業はしていなかったんですが、第Ⅱ部の課題をシンプルにしたこともあり、第Ⅰ部の末尾の振り返りと第Ⅱ部だけ読んで採点するのもちょっとなあと思うようになり、第Ⅰ部の小レポートの読み直しをするようになりました。毎回の授業では各受講生の小レポートを言わば《横に》読んでいくわけで、一人の受講生の小レポート履歴を《縦に》読み直すと学ぶことがたくさんあります。
 そして、第Ⅰ部・第Ⅱ部を含めて読んで気づいたことをコメントに書き、日常点+最終レポート点の成績評価結果とともに、京女大の学内システムを通じて受講生に返すわけです。この作業でだいたい@1時間近くはかかってると思います。午前も午後も作業しても1日せいぜい5人分までしかできませんでした。
 だからなんやねん、という話ですが、たぶんこの作業は来年度で終わりです。京女大の非常勤講師年限は73歳と聞いているので。
 自分としてはよくやってきたと自画自賛しています。しかし、毎回の授業とこの総括作業が果たして意味あるものであったかどうかは、一人一人の受講生が決めることです。
 なお、最終レポート課題文中に書いていますが、最近の学生さんは自己紹介カードを出してくれないので(今期も10人のみ)最終レポートで教職志望(教採受験)の有無を聞いたところ、意外にも(^^;)17名と半数近くがめざしていることがわかりました。それでも《免許は取るけど教員はめざさない》という受講生が約半数いるわけで、授業での学習課題の出し方にもけっこう苦労します。

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